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これは…

今日は比較的時間があるのでもうひと記事投稿です。

だがしかし…
これは詩なのか?
タイトルは“人形”です。
僕にしては珍しく物語調。
他は歌詞っぽいのが多いんですよ―。前にも言いましたが。
しかも恋愛モノ…?なのかなぁ。
今日の気分ではなかったので出しませんでしたが…。
誰か見たい方がいらっしゃれば、出そう、かな?


ではではー。





人形

すごく悲しい事があった
帰り道 涙をこらえきれず その場にしゃがみこんでしまった
もう二度と 立ち上がる事が出来ないんじゃないかと思った

その時 天使は舞い降りた
ひらひらと周りを舞い どこかへ飛んでった
ただ一人 僕を励ましてくれた
綺麗な青い羽は 空の色をそのまま映したようだった

あれから“羽が欲しい”と思うようになった
大空を 舞うように 自由に飛んでみたい
出来るなら あの天使とともに

すごく嬉しい事があった
思わず 二人見蕩れてしまった オレンジ色の美しい夕焼け
夢のようなあの時間 ずっと続けば良いと思った

その時 悪魔はやってきた
ケタケタと不気味に笑い どこかへ飛んでった
僕の心に 深い傷だけが残った
血の代わりに流れた感情が 僕の心に穴を空けた

あれから“羽が欲しい”と思うようになった
失くした感情を 取り戻すために
もう一度 人を愛するために

あの人が夢に出てきた
何かをじっと見つめながら 静かに涙を流していた
感情を失った僕にはその意味さえ解らなかった

あの時 あそこであいつらに出逢わなかったら…
僕の人生 もっとまともに 健全に送れただろうに…
…あれ? そういえば“あの人”って誰だっけ?

あれから数十年 僕は旅をしている
目的は もう忘れた …僕には“思い出”がないから
それでも 僕は旅を続ける

すごく虚しい事があった
感覚が 無くなってしまった 何かモノの落ちる音とともに
後には 何かの破片と 1枚の羽だけが残っていた

by hayabusa-l19-96 | 2010-04-14 16:16 |