人気ブログランキング | 話題のタグを見る

昨日予告した詩もどき、そして似非小説、でも載せてみる。
まぁ○月○日シリーズだと思ってください。
今回のテーマは勿論、“天の川”。七夕ですし。
でも、最近織姫様と彦星様は会ってない気がします。

♪やっと見つけた織姫様 だけどどこだろう彦星様 これじゃ一人ぼっち

……天体観測に行きたい。

でにゃ。




「じゃあ」
そう言って、貴方はいつも帰っていく。
私の前から。もう私なんかいないかのように、一度も後ろを振り向かず、清々しいまでに、貴方は去っていく。
私はいつもその後ろ姿を黙って見守って
そして、あきらめてその場を立ち去る。

ねぇ、貴方は不安ではないのですか?
次、いつ会えるかなんて、わからないんだよ?

会いたいと思った時、連絡して、適当に遊んで、そして別れる。その繰り返し。
それも、貴方は私に会いたいとは一度も言ってこない。

ねぇ、貴方にとって私って何なの?
いてもいなくても一緒なのですか?

私は、胸が苦しかった。ずっとずっと、苦しかった。
だって、こんな事、聞けるわけがないのだから。


そんな事を考えていたある日。
私は寝過ごして、約束に3時間も遅刻した。
私が家を出た時に突然雨が降ってきたので、もういないだろうとは思ったけど、一応待ち合わせの場所に行ってみた。
そしたら
彼は、いた。
いつもの場所に。
傘もささずに。
ただじっと、待ってくれていた。

私は駆け出した。
傘も吹っ飛ばして。水溜まりに足が入るのも気にせず。
そして
彼に飛びついて
思いっきり、泣いた。

ごめんね、ごめんね。


結局、貴方を信じていなかったのは私。
私を信じたのは貴方。
明日を恐れたのは私。
明日を望んだのは貴方。
昨日にしがみついたのは私。
昨日を愛したのは貴方。


でもね、やっぱり不安なの。

……ねぇ。
いつか貴方と
別れない日が、来るのかしら?

ずっと貴方の隣にいられる日が、私を待っているのでしょうか?
by hayabusa-l19-96 | 2010-07-07 17:10 |